カサカサするお肌は白く粉がふいたようになったり、メイクのノリが悪くなったりとても気になりますよね。いわゆる乾燥肌ですね。
これはエイジングサインでもありますし、そうでない場合もあります。
一般的にエイジングケアと聞けば30代からとイメージする方が多いのではないでしょうか。
そんなエイジングサインの目安となる乾燥肌や目元のたるみやシワなども目立つようになってきたらエイジングケアを始めましょう。
30代からのエイジングケア美容液をご紹介する前にどのようなエイジングサインがあるのかを見ていこうと思います。
ここでのエイジングケアは年齢に応じたお肌のお手入れとなります。
若い頃のお肌に比べ、年齢を重ねたお肌には優しいお手入れが必要になってきます。
1.過度なクレンジング
年齢を重ねたお肌に過度なクレンジングは良くありません。
そもそもクレンジングはメイクを落とす為のもの。
なので、マッサージを行いながらメイクを落とす、という事などは出来れば行わないようにしましょう。
なぜクレンジングを過度に行うと悪いのかというと、皮脂膜を取りすぎてしまうからです。
皮脂膜は雑菌などからお肌を守るバリア機能の役目があります。
また過度なクレンジングで角質層を傷つけてしまうと潤い成分も洗い流してしまい、お肌表面がカサカサになる事もあります。
お肌に良くないと言われているクレンジングオイルも長い時間行わなければ、皮脂膜を取りすぎる事も防げます。
クレンジングオイルは洗浄力が強いので皮脂膜を落としてしまうから悪い!と言われているのは長い時間行っている事も考えられます。
過度なクレンジングは肌に優しいと言われるミルクタイプやクリームタイプも何度も行うと乾燥を招く場合もあります。
まずは長い時間クレンジングを行なっていないか、何度も洗顔していないかを見直してみましょう。
さらにお肌に密着力の高いメイクも避ける事でクレンジングに掛ける時間も短くできます。
中には洗顔だけで落とせるメイクもあります。
何度か行わない程メイクが落ちないという事はクレンジング料が合わないかメイクの仕方を変えるという事も考えてみましょう。
過度なクレンジングは年齢を重ねたお肌に限った事ではありませんが、特に丁寧に行う方が良いでしょう。
2.年齢による乾燥
年齢を重ねると、お肌の潤い成分が少なくなってしまう為に乾燥を感じやすくもなります。
この潤い成分はセラミドや天然保湿因子であり、角質層の潤いを保っています。
これらの潤い成分はお肌の新陳代謝と共に生成されますが、年齢に応じて生成量が少なくなると言われています。
この為、乾燥肌になりやすいのではないかと思います。
また乾燥を重ねるとお肌のゴワつきなども感じやすくなるので、「そろそろエイジングケアが必要かも?」と思ってしまいますね。
これもエイジングサインであると感じても良いかもしれませんね。
肌のごわつきならばホームピーリングにより新陳代謝を上げる事で改善される可能性がありますが、過度なピーリングは禁物です。
勘違いしやすい事の一つに「オイリー肌だからまだ大丈夫かも」と思う事。
これは「まだ若い」と思われる事も多いようです。
しかし中には肌の水分は少ないのに皮脂分泌量が多いという方もいるので、乾燥しやすいお肌でないとは一概に言えません。
必ずではありませんが、皮脂分泌量は30代中頃から急激に落ちてきます。
化粧品で老化を防ぐ事は出来ませんが、20代後半から30代頃にお肌のお手入れを始めてみても良いでしょう。
年齢を重ねてきたら、保水・保湿はしっかり
乾燥はお肌の大敵。
バリア機能の低下は皮脂膜の減少や角質の乱れによる細胞間脂質や天然保湿因子の減少です。
目的に合った美容液を使用する事で、肌の新陳代謝をサポートし乾燥を防ぐ手助けが出来るでしょう。(全ての方に実感出来るとは限りません)
ここでおすすめする化粧品に肌を再生させるチカラはありませんが、肌バリア機能の再生をサポートするチカラなら有ると思われます。
「化粧品なんか使用しても意味がない」と思われる方も居るでしょう。
確かに間違いではありませんよね。全く効果が出ない場合もありますから。
私も若い頃は全く使用していませんでした。化粧品を使用し始めたのは30代からです。
やはりこの年齢になるとシワとか乾燥が気になってくるんですよね。
張りのあった若い頃に戻りたいと思ってしまいました。
ちなみに若い頃は美容液は必要ないと思います。
出来る事なら日焼け止めをする方が良いです。
健康な肌に余計なお手入れをすれば油分が多くなり、逆に荒れてしまう場合もありますから。
もし化粧水を使用するならスクワランや美容オイルなどで皮脂膜を作ってあげれば良いと思います。
年齢で目立つシワ
年齢を重ねると目立ってくるのがシミですよね。シミにも種類がありますが、年齢と共に出るシミは「老人性色素班」と言います。
これは紫外線により活性されたメラニン色素が年齢肌に蓄積されてシミになったものです。
若いうちはターンオーバーが正常に働いていますのでメラニン色素は上手く輩出されてシミになりにくいのです。
一度出来たシミを消すのはかなり困難になります。化粧品でもシミを消す目的で配合されている「ハイドロキノン」があります。
これは刺激が強い場合も多いので、合わない場合は肌が荒れます。
シミは抑制目的で美白美容液と日焼け止めの併用でシミの元を出来るだけ防ぐケアが必要になります。
メラニン色素を作らせない化粧品ではなく、還元作用の期待できる「ビタミンC誘導体」配合の美白美容液がおすすめです。
必ず日焼け止めは併用しましょう。
エイジングケアにおすすめな美容液
エイジングケア(肌老化のお手入れ)に必要な成分はセラミドがあります。
セラミドは肌の角質層にある細胞間脂質に含まれていて、潤いを保つのに最も重要な成分です。またこの成分は年齢と共に減少していきますので、定期的に補給して潤いのある肌を保つ役割があります。
セラミドは主に9種と言われていますが、その中で積極的に取りたいのが
「セラミドNP」
「セラミドAP」です。
エイジングケアを目的とする場合は、これらが配合されている化粧品を選んでみましょう。
ヒアルロン酸とかの潤い成分もありますが、これよりもセラミドを補給する事が重要と考えます。
なぜかと言いますと、ヒアルロン酸は肌の奥の真皮にあり肌の張りを保つ役割、セラミドは角質層にあり潤いを保つ成分です。
化粧品は真皮までは届かず角質層までです。
セラミドは角質層にあるので、これをお肌に浸透(角質層まで)させる事で保湿する事ができます。
化粧品のセラミドは化粧品のヒアルロン酸よりも高い保湿効果が期待出来ます。
また、ヒアルロン酸よりもセラミド配合の化粧品の方が高価になります。
目元のたるみ、しわ
これを忘れてはいけませんね。エイジングサインの一つに目元のたるみ、目元のシワがあります。
目元の垂水やシワは気付くと、いつの間にか出来ています。
目元は瞬きにより常に動いている為にシワが出来やすい部分ですね。
涙袋の大きさは人により違いますが、大きい方は年齢により目立ってくる場合もあります。
涙袋の中には眼窩脂肪(がんかしぼう)がありますが、これを支えている眼輪筋が弱まると垂水が出てきます。
ストレッチなどにより鍛える事も出来ますので、垂水が出る前に定期的に行ってみると良いでしょう。
目元の乾燥シワ対策としては、目元の保湿が重要になってきます。
専用の目元美容液もありますので、気になる方はこちらも視野に入れてみましょう。
年齢サインが出てからでは遅い?
さて、シワやシミが出来たのでスキンケア化粧品を使用して治そうと言う方は多いと思います。
シワやシミが目立ってくると「なんとかしなきゃ!」って思います。
しかし化粧品で治すのは困難になります。
エイジングケアは年齢に合わせたお手入れなので、早い内からでもお手入れする事は可能なんです。
年齢サインが出る前にお手入れをする事で、目立ちにくくするようにします。
目立ちにくくする?
実は若いうちからしっかりお手入れをしていても、多少なりともシワやシミは出来てきます。
これは老化によるものなので、完全に防ぐ事は出来ません。
ならエイジングケアなんてする必要はないのでは?
確かにシミやシワは出てきますが、遅らせる事は出来るかもしれません。
特に紫外線はシミやシワになる原因の一つ。必ず一度は浴びてしまう紫外線の対策はしっかりと行っていきましょう。
エイジングケアはいつから始める?
私個人的に思うのは、若い頃(20代)に過度なスキンケアは使用しなくても良いのでは無いかと考えます。
若い頃のお肌はターンオーバーが正常に機能している場合が多いので、特別なお手入れは必要ないかと思います。
ターンオーバー周期により常に新しい角質へと変わりますので、肌のごわつきやシミなども殆ど作られる事はありません。
あえてスキンケアを行うのであれば、美白美容液と日焼け止めを併用したケアを行う位で良いでしょう。あ、もちろん洗顔も必要です。
何故日焼け止めか、というと年齢を重た時に出来るだけシミが目立たないようにする事が重要かと思います。
シミのもとであるメラニン色素は蓄積されてシミとなりますので、まずはメラニン色素を作らせないお手入れである美白美容液や日焼け止めが必要になります。
シミは出来たら化粧品で消すのは難しくなるので、まずは作らせないお手入れが重要になります。
だいたいシミ(老人性色素班)が出てくるのは個人差がありますが、30代が多いです。
本格的にエイジングケアを行うのであれば、30歳前後から始めるのが良いと思います。
ではどのようにお手入れするのが良いのでしょうか。
上記の日焼け止めを含めた「保湿」が必要になってきます。
30代を過ぎてくると乾燥しやすくなります。これは潤い成分である「セラミド」が少なくなる為です。
皮脂分泌があるから大丈夫かな?と思っていても、本当は潤いが足りないインナードライという事もあります。
乾燥してくると乾燥シワが出来てきます。乾燥シワはあまり目立ちませんが、そのままにしておくと目立つシワになる場合もあります。
30代から保湿化粧品を使用するならば、セラミド配合の化粧品がおすすめです。
万全にスキンケアを行なっても、完全にシミやシワを防ぐ事は出来ません。
また、シミやシワができたので化粧品で治そうとしても困難になりますので、作られる前に抑制目的で使用しましょう。