電動アシスト付き自転車に乗ってみたいと思っても、どんな自転車かわからないから怖くて乗れない。
そんな方の為に電動アシスト自転車はどのような物なのかをお伝え出来れば良いかなと思っております。
電動アシスト自転車の始め方。購入する前に知っておこう
まず普通の自転車との大きな違いはモーターユニットが搭載されています。
モーターが搭載されていると言っても、自転車を漕がず前に進む訳ではありません。
ここをよく勘違いされる方はいらっしゃいます。
自動で進むのは電動車と呼ばれるものです。
電動アシストはその名の通り漕いだ時にモーターのチカラでアシストしてくれます。
このアシストにより足への負担が軽くなる設計になっていて、少しペダル(足を乗せる部分)にチカラを入れただけでも「ググッ」と前に進んでしまいます。
これは内蔵されているトルクセンサーがペダルに掛かるチカラを感知してモーターが作動するようになっています。
確かに慣れないうちは前に進もうとする自転車にビックリしてしまうかも知れませんね。
電動アシスト車なのでモーターを動かす為のバッテリーも装備されています。
このバッテリーによりモーターが動くようになっているんです。
なので重量は一般自転車よりも重くなってきます。
約28〜30kg、軽いもので約22〜24kgとなります。
アシスト機能を使わなくても走れる?
無理にアシスト機能を使用しなくても走行する事は可能です。
節約や運動の為にアシスト機能をオフにして普通自転車の様に乗っても大丈夫です。
ただし、モーターやバッテリーが搭載されている為に自転車の重量が重くなりますので、アシスト機能をオフにして走行するのは一般自転車より少し重く感じるでしょう。
重量が重くなれば一漕ぎに使うチカラが多く必要になります。
結果、疲れやすくなってしまうんですね。
乗り方は一般自転車と同じでいいの?
まずアシスト機能を使用するにはハンドルに付いている電源スイッチを入れます(電源ボタンを押します)。これでアシスト機能がオンになりました。
車種によりスイッチの形状やモード選択スイッチは変わりますが、基本的な使い方は変わりません。
電源スイッチは全ての車種に付いています。
乗る時の注意点があります。
電源を入れて乗る場合は必ず自転車に跨いでからペダルを漕ぐようにしましょう。
中には片足をペダルに掛けて乗られる方(いわゆるケンケン乗り)もいると思いますが、これはかなり危険です。
ペダルに足を乗せた瞬間にググッと前に進んでしまい転倒する可能性があります。
もし、この乗り方をする場合には電源を入れずに乗るようにすると大丈夫です。
電源は走行中にも入れる事も出来ます。
この場合はペダルを漕がず電源を入れて下さい。
何故かと言うとペダルを漕いでいると、トルクセンサーによりアシスト機能が弱くなってしまう事があるからです。
何を基準に選んだ方が良いの?
まずはどのタイプの電動アシスト自転車に乗りたいのかを選びましょう。
- 軽快自転車タイプ
- ファッションサイクルタイプ
- シティサイクルタイプ
- スポーツバイクタイプ
- 子供乗せタイプ
- 折りたたみ・ミニベロタイプ
- 三輪自転車タイプ
デザインなども好みの物を選びましょう。ここまでは普通の自転車選びと同じですね。
ではその他に何を見て選べば良いのか?それは走行距離です。
これはバッテリーの容量により違いますので、距離を長く走りたい場合は容量が大きい自転車を選びましょう。
容量表記は8Ahというような表記がされていて、数字が大きくなれば容量が大きい物となります。
もちろんバッテリーの容量が大きくなれば自転車の値段は高くなります。
走行距離の表記もされているので、これを目安にすると選びやすくなります。ただしモード表記となっています。
モード表記は(パナソニックを例に)
- パワーモード(強)
- 標準モード(中)
- エコモード(弱)
これは電動アシスト自転車にはアシスト機能の強さが選択出来るスイッチがある為、各モードの走行距離目安が表記されています。
ただ、表記されている距離よりも約3〜5kmくらいは短くなると思った方が良いです。
バッテリーには寿命がある
電動アシスト自転車にはバッテリーが搭載されていますが、このバッテリーにも寿命があります。
何年か前までにはニッケル水素バッテリーが使用されていましたが、今はリチウムイオンバッテリーが主流になっています。
これによりバッテリーの寿命は伸びていますが、それでも約3〜4年目くらいから走れる距離が短くなってきます(走行距離や充電頻度で変わります)。
ですが走行は出来るので、バッテリーを交換するまではならないと思います。
バッテリーの交換はあくまでも目安ですが、5年目くらいからです。
充電が出来ないとか走行中に急に電源が切れてしまうなどの症状が出た場合はバッテリーが悪くなってきている可能性があります。
この場合は取り扱いのある自転車店で見てもらいましょう。
バッテリーの値段は容量や種類にもよりますが、約2〜5万円くらいです。
注意点は?スピードが出過ぎるアシスト機能?
電動アシスト自転車のアシスト機能はスピードが出るとオフになります。
オフになるというのはペダルを漕いでもモーターのチカラが働かなくなるという事です。
何故このようになるのか、これはあまりにもスピードが出過ぎると危険な為です。
スピードが24kmでアシスト機能がオフになります。
いわゆる普通自転車のようにペダルが重くなるという事です。
電動アシスト自転車にスピードを求める事は出来ません。
電動アシスト自転車にもデメリットはある
そんな優れた電動アシスト自転車にもデメリットがあります。
それは自転車の重量が重いと言う事です。
重量があると言う事は、例えば自転車が倒れた時に起こすのが大変な場合もあります。
そして一番大変なのは、バッテリーの電池切れ。
バッテリーから供給される事によりモーターは回りますが、これが切れれば普通の自転車と同じです。
ですが、重量がある為に前に進もうとすると少し大変です。
バッテリーが切れても一般自転車のように乗れ、前に進まない訳ではありませんがかなり疲れ易くなってしまいます。
このような事を起こさないようにするには、走行前にはバッテリーの残量をチェックする事やこまめな充電をすると良いでしょう。
また、替えのバッテリーを持っている方もいらっしゃいますが結構高価なので、余裕があれば持っていても良いかもしれません。
値段は高いが電動アシスト自転車はおすすめ
かなり高価な電動アシスト自転車ですが、一度乗ってしまうと普通自転車には戻れなくなります。
モーターのチカラでアシストしてくれるので足への負担がかなり少なくなります。
坂道が多いところに住んでいる方には特におすすめです。
平坦な道だから電動アシスト自転車は必要無いと思ってませんか?
実は平坦な道でも多少の登りや下り坂があり、そのような道でもアシスト機能は働きますよ。
オシャレなファッションタイプやミニサイクル、マウンテンバイクタイプなど様々な種類があります。
一般的な型が嫌な方はそちらを選んでみましょう。
本当に素晴らしい自転車です。
自転車店に試乗車があれば是非一度は乗ってみて下さい。その高性能さにビックリしますよ。
安心のメーカー品を選ぼう
一般自転車に比べて、電動アシスト自転車は値段が高くなってしまいます。
どうしても安い物を探してしまいますが、知名度の高いメーカーを選ばれる方が良いです。
何故その方が良いか?それは多くの自転車店で取り扱いがある為です。
もし修理などな出した場合に取り扱いの無いメーカーでは、パーツなどの供給が出来ずに修理も不可能になる場合もあります。
また、修理を受け入れてもらえない場合もあります。
その為には無名のメーカーよりも知名度の高いメーカーの方が長く安心して乗る事が出来ると思います。
ただ、取り扱いが有るか無いかは自転車店に確認が必要です。
知名度の高いメーカー
- ブリヂストン
- パナソニック
- ヤマハ
上記のメーカーは知名度が高いです。
電動アシスト自転車を選ぶ時に参考にして下さい。
この他にも数多くのメーカーがあります。
知名度がないメーカーの電動アシスト自転車だから悪いという事はありません。
もし不安な場合は近くの自転車店に確認する事をおすすめします。
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